リン酸処理の特徴を理解しよう!塗装前処理としての魅力は?


リン酸処理は塗装前処理として一般的

腐食を受けやすい金属に塗料を塗るときには均一性と安定性を確保するための前処理が必要になります。リン酸処理はその代表的な方法の一つとして昔からよく用いられているものです。原理的には簡単で、リン酸と金属を反応させることによってリン酸鉄やリン酸亜鉛などの錆びにくい金属塩を発生させ、表面をコーティングすることで錆びないようにすることができます。金属表面を塗装すると酸素が遮断されるので錆びなくなりますが、傷が付いて少し空気に触れる部分が出てきてしまうと、その場所を起点にして一気に錆が広がってしまいます。その対策として金属表面を先にリン酸処理することで錆びにくくし、塗装を長持ちさせられるようにしています。

リン酸処理の特徴を知ろう

リン酸処理は金属表面を錆びにくくする手法の一つで、鉄や亜鉛、銅などのもともとリン酸と反応しやすい性質がある金属でないと意味がありません。その性質があることによってただリン酸で処理するだけで被膜を作れるようになっています。リン酸処理は比較的弱い酸を使って処理できるので処理後の始末が簡単で、作業が比較的単純なので労務負担もあまり多くはありません。ただ、金属の種類によってどのくらいの処理が必要になるかを個々に考えなければならないので、ルーチンで処理している材質のものでないと美しく仕上げるのが難しいので注意が必要です。ただ、経験があれば処理条件の検討も数時間でできるというメリットもあるので汎用性は高いと考えられるでしょう。

リン酸処理」とは、リン酸塩を用いて金属表面に薄い皮膜を生成させる処理のことです。サビ対策や、塗装の下地として施されます。